メンズエステ情報と口コミ体験談
投稿: チルトン さん | 2014/01/07 UP | 「アロマギルド松戸店」のサイト
謹賀新年。新年早々引越しの手伝いして、肩腰目の疲れが溜まりに溜まってしまっていた。これをほぐさねば2014年が旧年同様暗澹たるものになってしまう、そうゲンを担ぐ癖がある私は、いつ行くの? なうやで。
…ということで、どこを歩いても祝言ムードの人たちの陽気から逃げて、松戸に出た。
平日の非系列店をこよなく愛する私にとって、この正月休みに王手系列アロマギルドとは、どうした風の吹き回しだろう。
新年。それはお父さんたちにとってのたまの休暇であろう。私はそんな暇なお父さんたちがたむろするだろうエステに行くのは、大の苦手だ。
できる限り個人店に近い店を愛する私にしてみれば、予約いっぱいで断られること、はまだしも、お父さんたちからの予約きつきつのところ急場をしのぐべくギリギリセーフ!、それは恐怖なのだ。
癒されに行くところで、すでにぐったり疲れているエステティシャンとは会いたくない。もしそういうそぶりを見せなかったとしても、どこかで気を遣ってしまって、落ち着かない。私は心底落ち着きたい。
然るに、健全系列店ならそうしたフトコロは広かろう。ほぼ個人店のエステティシャン自身予約の電話応対型のところは、今頃スケジュール管理にヒーヒー言っているに違いない。
という、これは私の精神的な問題である。つい忘れがちだが、エステでの満足とはこちらの心もまた揃って何ぼ、だろう。だからギルドに来た。ただそれだけのために長々と言い訳をしてしまった。さーせん。
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さて、昼電話をすると、ボーイが対応。優男。「90分からのコースになりますが」と言う。
こちらははじめからその気だったので問題なかったが、60分コースご所望の人にはちょっと手痛いはず。正月はやはりスケジュール管理難しいのか。
夜、指定の場所から電話をかけ、マンションに案内された。
「マンション」。私はホッとしたものだった。ギルドグループ、てっきり雑居ビルに完全自前装飾の店舗型、かと早合点して身構えていた。
しかし松戸ダークサイドに建つマンションゆえ、中野にもこういうマンションあったが、同業の者らが軒を連ねている様子ではある。
インターホンを押すと、本日のティシャンとおぼしき女性、スリットの入った黒いスカートに黒いストッキング、白いシャツを着た、ロングヘアの、全体的にモノクロの印象の、……おかしい。全体的にモノクロの印象しかない。
恐るべきことに彼女はマスクで顔のほぼ全体を覆っていたのだ。
すぐ「風邪をひいてしまって、マスクを着けさせていただきます。申し訳ございません」と丁寧に断りは入ったが、モノクロ感ハンパなかった。
しかし背が高く、脚はスラリと伸びて、スリットがよく似合っている。
通る、張りのある、しゃきっとした感じの声からは、プロとしての心意気のようなものは、すでにマッサージ技巧の自信をうかがわせた。
施術室にてアンケートを記入。特に個性のない質問内容だったが、そのアンケートを見ながら、
「最近腰が凝るようなことがございましたか?」
「引越しで長い間運転したものだから」
「そうでしたら、お尻も凝っているかもしれませんね」
「そうかも」
「目もお疲れでしょう。眼精疲労は」
「ありますあります」
などという会話があり、良かった。サービス内容が症状に臨機対応するものとみた。
また、寒い外から暖かい中へ入り、さらに熱いお茶を飲むと、つい鼻水が垂れる私が、はなを啜っていると、「ティッシュお持ちしましょうか?」とゴミ箱とともに持ってきてくれたり、と、教育の行き届きのほどを知り、自然と心がほぐれていくようであった。
ただ、「この部屋にティッシュはないので、少々お待ちください」との言葉から、「ああ、やっぱり完全健全店だ。わかっていたが、今のが念押しになったな」としみじみしたものだったが。
着替えはセルフ。裸にガウンを着て待つと、頃合を見たティシャンがシャワー室へ連れて行ってくれる。紙パンツはトランクス型とT型アリ。
皆さん驚かれると思いますが、私は断然、トランクス派である。Tの締め付けがいやで、あと、指の入ってくる感が無いのがいやで、選べるときはトランクスにしている。
セルフでシャワーを浴び、セルフで体を拭き、トランクスを穿いてガウンを着て、ノックをして開けてもらう。
施術室に入ると、「うつぶせになって、あちらのミニタオルをご自分でおかけください」と言って、出て行ってしまった。
タオルをどこにかければいいのか……ああきっと尻だろう、と育ちの良い私はすぐに分かるのだが、こんなことは初めてではあった。
電気毛布の暖かいマットにての施術である。
タオルはさらにかけられ、背、脚、をなかなかの強い力で揉んでいく。
「強すぎるときは言ってくださいね。私、見かけによらず強いよね、ってよく言われます」
マスクをしているので見かけからはまったく判断つかなかったが、たしかにしっかりとした揉みであった。ところにより、ゴリッゴリッともやって、これは人の好みにもよるのかもしれないが、私にはとても気持ち良い。
「痛かったら、すぐ言ってくださいね。もみ返しが来ちゃうといけないので」
と、念押しするのも頷ける力強さ。私にはちょうど良かった。
会話はいい具合に弾み、かといって決してナレナレしくなることもなく、適度な距離感は保たれている。
そして、尻へ。
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はじめ、周辺をゴリゴリやっていたが、「少しパンツを下ろしてもよろしいですか?」と言う。その状況では私は尻以外すべてタオルに包まれた状態の、ケツダケ成人の恥辱を受けること確実であったが、
「はいどうぞ」
と、そりゃあ、快諾します。少しどころか、結構おろされ、晒されて、ちょっと興奮してしまった。
いや、しかし、うまい。そもそも、本気でやってくれているのが良い。心意気が伝わるのがうれしい。
また、こういうキワドイ格好になってもかまわずベラベラと喋りたてる人はいるが、このティシャン、心得ているのか、ちゃんと沈黙してくれる。羞恥に集中できる。パンツはしっかり元に戻されてしまうのだが。
背面中もみくちゃにされたところで、仰向け。
脚を念入りにやってくれた。
カエルの脚のようなひざ曲げた状態でのゴリゴリ、あれはすごかった。
普段、あまり触れることのなさそうな箇所である脚の内側を、まるで何人もの何本もの手によって、それがまた、脚の中にうなぎでもいて、のた打ち回るそいつを奪い合っているんじゃないかってくらい、激しいもので、さすがに「ちょっと、強いっ!」と呻いてしまった。
どうなんでしょう。ソフトタッチでも全身がふわふわにほぐれることもありますし、ストロングタッチでぐにゃぐにゃにほぐれることもありますし、これは人の好みに依るところでしょうが、この人はうまかったのか、もみ返しは翌日、ちょっと尻にある程度で、問題なかったです。
腹のマッサージの前にも、「お食事はここ2時間以内にしました?」と、配慮があり、
ちゃんとした技術を駆使するには、それなりに専門的な配慮も自ずと生まれるのだろうな、と思った次第。
高い枕に換えての、肩、首、そしてヘッドマッサージを経て、
そして終了のお告げ。
ムラムラなんてほぼゼロ。もはやとろけんばかりに体中がぐにゃぐにゃになり、(こんなことってあるんだ)と私は陶然としていた。
シャワーでオイルを流し、ノックをして連れ戻って、服に着替えるとまたノックをして、来てもらう。片付けに急いでいたのか、肩でフーフー息していて、(この商売は大変だろうなあ)と思った。
帰る前にお茶しながら少しトークでもあるのかしら、
と思うともなしに思っていたが、感想アンケートを記入すると早速お帰りなのが、ちょっと寂しかった。時短どころか少し過ぎていたので、文句はいえまい。
……
別れ際、玄関の照明の下で私はちょっと思いついた。
「差し支えなければ、マスク、ちょっと取ってみてくださいよ」
「え? 化粧してないから……」
風邪というのは嘘なんじゃないか、と気づいていた。始終、咳ひとつしないのである。まあ、風邪予防、だろう。
で、恥じらいつつも、外してくれた。
なんてことだ。超かわいいじゃないか。
私はしばし、サディスティックに眺めてやった。もじもじと恥ずかしそうにしている。
「やっぱりかわいいと思ってた!」
キザな言葉を言った。しかし私はそう言えた自分に我ながら(ちょっといいな)とも思う。
「ほんとですか? かわいいって思ってました? うふふふふ!」
すると彼女はたちまち頬を染めて、本当に、心底嬉しそうにしていた。(とてもいいな)と思った。(抱きたい、否、結婚したい)と思った。
しかしここで野暮を残してはいけない。私はそそくさと扉を開けた。
マスクを再び着けた彼女は、丁寧に、深々と頭を垂れていた。
最後に個人的なもの、なかなか得がたいもの、を得た気分で、新年早々の祝いムードにしては行儀のいい私はどこさまようことなく、家路に着いた。
最後に一言。
「マスク接客、ぜんぜんアリですよ」