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管理人のエステ体験日記

アロマリゾート麻布(赤羽橋) ※閉店
それは焦らしか退屈か ~ハグとリンパのあいだ

  • 日本人
  • 一般

 麻布周辺に限らず、メンズエステには「アロマ」がつく店舗が多いですね。サービス的に似たような店名が溢れるのは致し方ない面もあるけれど、少々ややこしく感じることもあります。
 
 
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 近隣には「アロマクラブ麻布」というお店もありますが、今回は最寄駅が麻布十番でなく、お隣の赤羽橋にある『アロマリゾート麻布』にお邪魔することに。

 
赤羽橋アロマリゾート麻布

 
 東京タワーを見上げる某所に、店舗が入居するマンションがあります。
 
 HPの地図を見て駅から少し離れた指定エリアから電話をすると(そう指示されるのですが)、そこから受付女性の案内で迷うことなく到着。お部屋のインターホンを押すと、担当セラピストが開錠してくれます。

 
アロマリゾート麻布
 

 このお店の出勤セラピストは多くないため、おおよそ誰が担当になるか見当がついたけれど、写真から想像していた雰囲気とは異なるタイプの女性でした。具体的にはもう少しクールな女性をイメージしていものの、愛嬌のあるセラピスト(そう正直に伝えると「良く言われます」とセラピ自身も笑ってました)。
 
 お部屋は綺麗な完全個室。
 
 中央にはやや小さいマットが敷かれています。照明は控えめで、アンニュイな雰囲気も。自己紹介してくれたセラピは、ややルーズなTシャツの上に、ミニスカに見えるキュロットのような格好です。
 
 今回は120分で予約しました。このお店のブログには、120分コースの流れが写真付きで紹介されていて、これが楽しそうだから訪問したのですが、本来なら自分は、初回は90分前後で訪問することが多いです。
 
 無論、120分のほうがゆったりしているから良いけれど、自分にサービス内容やセラピが合わなかった場合、長すぎる気がするから。
 
 しかしHPやブログを見るに、90分と120分では施術内容がかなり異なるようなニュアンスに見受けられます。それじゃあつまらない。ってことで初回から120分にしました。これが吉と出るか、凶と出るか…。120分18,000円也。

 
~デコルテ・ハグ(前半)と、濃密リンパ(後半)の間が…~
 
「シャワーのあと、お身体をお拭きしますので」
 
 清潔で広々とした浴室でシャワーを浴びながら、自分はセラピの言葉を反芻します。「拭く」といっても、そのエリアは色々あるもので、果たしていかように拭いてくださるのか。
 
 
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 シャワーを終えると、セラピストが更衣室でタオルを手に待機していました。
 
 …ああ、隅々まで拭いてくださるんだ。昨今の日本人セラピストのメンズエステでは珍しい嬉しいサービスに、早くも自分の心は躍りました。セラピが用意してくれたスライド式のルーズな紙パンツを着用し、部屋に戻ります。
 
「では、仰向けから始めさせていただきます」
 
 ヘッドマッサージ&デコルテからのスタート。
 
 ふむふむ。仰向けから開始するというのは、「うつ伏せ⇒仰向け」のルーティンに慣れきっている自分には、期待が高まるパターンです。

 
 タオルを巻いて頭部や頸をマッサージした後、デコルテ。故意か偶然かは知らぬけれど、セラピの豊かであろう持ちものが当たる仕様です(この施術も定番になりつつあり、最早あまり驚かないけれど)。
 
 次に、マットに起き上がるように言われ、胡坐をかきます。
 
 自分の太ももの上に跨ったセラピの指示で、彼女の腰に手を回しハグのような状態に。その体勢のまま、セラピは自分の背面のマッサージ。なかなかユニークです。こんな体勢じゃマッサージしにくいだろうな、と思いつつ、ドキドキします。
 
 が、ここで客(自分)が暴挙に出ると、今後のサービス内容に支障が出る可能性が大きいと考え、じっとしていました。いい香りがするなあ。
 
 
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 このハグハグトリートメント(と呼ぶらしい)が終わると、うつ伏せに。オーソドックスなオイルマッサージが始まります。上手いです。テクニックには自信があるようです。しかし鼠蹊部には手が伸びません。一般的なオイルマッサージが、長い時間をかけて行われました。
 
 この際の自分の心境を、正直に言いいます。
 
 ―――オイルマッサージは気持ちが良い。それ自体には何の不服もないけれど、しょっぱなのデコルテ⇒ハグ的マッサージと続けざまに受けた自分は、「スキンシップが欲しい」モードに突入していたのです。オイル的なものよりも、ストレッチ系を欲していました。その心境での、普通のオイルマッサージ…。
 
 折角の技術も、その時点の自分にとっては有難いものではありません。出来れば怒涛のストレッチ攻撃が欲しい、それが叶わぬのであれば、せめて鼠蹊部に… そう強く願っていたので、普通のオイルマッサージが退屈に感じてしまった次第。
 
 自分はさり気なく部屋の時計を見ては、まだかまだか、時間が足りなくなるのではないかと不安になってしまいました。―――
 
 
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 ようやくオイルマッサージが終わります。
 
 蒸しタオル後に、仰向けへの指示。え? うつ伏せの鼠蹊部リンパないの? うつ伏せ時のリンパも重要視する自分には、少々悲しい出来事であるものの、その分じっくり仰向けで楽しませてもらおう。と、思っていたのですが…

 
 またもやデコルテ(本日二度目)
 

 前半のドライマッサージとは違い、後半のデコルテはオイルを使用した施術だけれど…。案の定、前半同様に当たるには当たるのですが、今度は「リンパが欲しいモード」に突入していた自分は、またまた肩空かしを喰らったような気分になってしまいます。
 
 どうもコースの(セラピの)流れと、自分の感情の流れが一致しないのです。合流しない。噛みあわない。ああ思えば、こう。こう思えば、ああ。これは焦らしとも意外性を発揮しているとも呼べるのかもしれないけれど、自分のストレスは募ってゆきます(自分がおかしいのでしょうか。それとも単なる我儘でしょうか)。
 
 決して嫌いなわけではないし悪気はないのでしょうが、他にいくらでも素敵な施術は残っているような気がします(うつ伏せリンパ、横向き、四つん這いetc)。失礼ながらも早くデコルテ終わらないかしら、と思ってしまう自分がいました。
 
 
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 二度目も長いデコルテが終わると、待ちに待った鼠蹊部リンパが始まります。カエル足(くの字)にされ、セラピが半身を自分に寄せたり、自分の股の間から上半身を重ねるような状態での(ブログでは密着マッサージと紹介されています)、濃密リンパです。

 
 ああ、気持ちいい・・・
 

 序盤のドキドキから終盤のドキドキまでの間に予想外のストレスを溜め込んでいた自分は、ようやく解放された気分になります(肉体的には解放されないけれど)。スライド式紙パンツの特性を生かした、生殺しリンパ。ぐぅっ!
 
 セラピは手馴れた技を繰り返します。その濃厚なリンパに酔うと同時に、安堵の気持ちもありました。なんとか及第点の満足感を得られた、と。
 
 そして悶々したまま施術終了。シャワーを浴び、またセラピに身体を拭いてもらいます。お茶をいただき、着替えて退散。どうもありがとう。
 

~ユニークなサービスでの差別化は◎ セラピとの相性次第か…~
 
 身体を拭いてれるサービスや導入部分のマッサージは、数多あるメンズエステとの差別化を図ろうとしたと思われ、とても好感を持ちました(なんだか偉そうでスイマセン)。そして終盤のリンパマッサージも、男心をくすぐる絶妙なものでした。
 
 
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 ただ、そのあいだ、がね。あくまで個人的な印象だけど、少々退屈してしまいました(残念)。これは、お店というより、ひょっとしたらセラピと自分の相性問題なのかもしれませんが。再訪する機会があれば、オーナーセラピや他の気になるセラピで入ってみようと思います。
 
 欲をいえば、売りである120分コースの縮小版のような90分コースがあればなあ(90分はハグハグトリートメントのみ、とブログに記載があります)。そうすれば、もう少し気軽に通えるのに。60分では無理だとしても、90分なら各施術の時間配分を減らせば可能な気がしますが、どうなんでしょう…

 
◆ 体験記147 アロマリゾート麻布(赤羽橋)編 [完]
 
※ この体験記は管理人の主観的なものであり体験時の感想には個人差があります。また、同じ店舗でも担当スタッフや選択したコースにより内容が異なるケースもございます。尚、事実無根の批判や誇大な美化表現などは一切しておりません。
 

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