池袋の健全ながらむふふなリンパも味わえるアジアンエステの体験談をこれから記してゆくのだが、御徒町での話から始めさしていただくことにする。
 
　その昔、御徒町のアジアンエステ「わが家」のレポートを公開した。担当嬢はお世辞にも美人とは言い難いふくよかなおばさまだったのだけれど、安価ながら施術は抜群で誤爆させられ、私は感動した。
 

5Kで悶える ～ 隣の会話が筒抜けのカーテンで仕切られた薄暗い空間で、アノ声を殺して…

 
　が、何度か通ううちに同店は値上げをした。厳密に言うとVIPリンパコースなるものを新設した。
 
　旧）オイル＆リンパ：60分6,000円／90分9,000円
　新）VIPリンパコース：70分8,000円／100分11,000円
 
　リンパ目当てならVIPコースを選ばざるを得ない為、実質的な値上げである。
 
　男の下心に付け込んだかのようなステルス的値上げにちと気分を害した私は、以来このアジアンエステに足が向かなくなった（同時期に代替店とも呼ぶべき渋いエステを見つけたのも一因だが）。値段が上がれば評価基準もおのずと上がる。一万円でお釣りがくるところに大きな価値があったのに誠に残念なことである。
 
　そうして数年が経過したのだが、先日ふと久しぶりにわが家を訪れてみようと思い立った。気まぐれなのか病気なのか、とにかく発作的に行きたくなった。
 
 
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　久方ぶりの再訪について結論から申し上げると、初訪問時のおばさまとは比較にならぬほどスタイルの良い嬢だったが、施術はちと退屈であった。アラサーと思しきモデル体型の美人嬢は添い寝での密着やパンチラを拝ましてくれたりと楽しいひと時もありはしたのだが、私が求めているものとは違った。
 
　そして何より、ベッド（施術台）が撤去されマットレスの店になっていたことに驚いた。
 
　密着オイタ好きの声の大きい常連が店長に忠告でもしたのだろうか。だとしたら余計な忠告である。マット店なんぞ腐るほどあるのだから、この店にはベッド施術に拘って欲しかった。が、ベッド施術を偏愛するマイノリティーの私の希みなど届くはずもない。ましてや最近は全く金を落としていないのだ。
 
　つまならぬ店になってしまったと思いながらも、客の出入りは賑やかで相変わらず繁盛している様子。それじゃあベテラン嬢ならねっとりこってりの鼠径部リンパで悶絶さしてくれるのか？ と、後日リベンジの思いで別の年増嬢を指名してみたのだけれど、またもや満足できる施術ではなかった。
 
　先のモデル体型嬢も同じだが、ギリギリの際どさのある誤爆の可能性を含んだ鼠径部リンパではなかった。自家発を前提としたお膳立てのようなソフトタッチがメインでは、鼠径部の皮の厚くなった初老の私には物足りない。
 
　私は、新たなエステを探さなければならない。不意に猛烈に訪れたくなる「抜きなしだけどギリギリを攻めてくれるベッド施術のアジアンエステ」を…

 

※画像の参照元：優整体 様
 

　翔んで池袋。
 
　池袋と言えば「こまち整体院」が有名だが、以前ひどく不愛想な嬢に当たってから行く気が失せてしまった。池袋にはリーズナブルな日本人熟女エステが多いことも足が遠のいた一因である。こまち整体院（90分12,000円）とさして変わらぬ料金で、快適なワンルームで気立てのいい熟女が密着サービスをしてくれるうえに露出度も誤爆率も上々とくれば、自然と日本人熟女店を選んでしまう。
 
　が、何度もほざいているように私には痛風以外に持病がある。発作的に「抜きなしだけど悶絶できる（そして安い）アジアンエステ」に行きたくなる病を抱えている。私がエステに目覚めるきっかけになった「健！工坊」も今はない。「わが家」も変わってしまった。私は、持病が疼いたら治めてくれるアジアンエステを探さなければならない。
 
　そこで先のこまち整体院の流れを汲むと言われる、同じく池袋の「優整体」や「リラックスハウス（ミラー店：らくらく）」なんぞを開拓しようと思った次第。
 
 
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　本日は優整体へ。
 
　電話予約後に北口から徒歩5分程の雑居ビルへ。出迎えてくれたのは、NM店長。30代中盤～後半辺りだろうか。流暢な日本語を使う細身の女性である。明るい色のショートヘアで化粧もちと派手だが、接客は丁寧で柔らかな雰囲気もある。現在のHPの写真は加工しているが本人のものだと思われる。

　フリーで店長に当たったのは幸運なのかどうか分からないが、第一印象は悪くなかった。
 
　カーテン仕切りの半個室の中央には穴あきベッドが置かれている。お好みで施術前後にシャワーも利用できるとのこと。Tバック型の紙パンツを装着し、ベッドにうつ伏せになると施術開始。
 
　NM店長、流石に上手い。的確な揉みほぐしで身体の疲れがとれる。細身ながらしっかりとした圧もある。だらんと垂らした私の手や腕にミニスカから伸びる生足が頻繁に当たるのも嬉しい。俄かに下半身に熱が帯びてくる。これは後半に期待が持てるぞ…
 
　が、「オイルとリンパはRNちゃんに変わります」と店長。
 
　どうやら予約客がいるらしく途中交代となった。ちらっと見たRNさんはマスク越しゆえお顔は分からないものの、これまた細身で悪くないと思った。なのでこの時点では「一回の訪問で二人の手技が知れてラッキー」ぐらいに考えていたのだが…
 
　結果論になるが、RNさんのリンパはいまいちだった為、NM店長に最後までお願いしたかった。
 
　四つん這いになると紙パンツをずらされ時に大胆に指が侵入してくるのだが、残念ながら私のツボにはハマらなかった。誤爆レベルにはほど遠かった。爪や指先でのフェザータッチを多用するのだけれども遊び心が足りないと言うか緩急が足りないと言うべきか、物理的な刺激でたびたび硬くなるものの脳が痺れるような瞬間は訪れなかった。
 
　ああ、はなからNM店長を指名すればよかった。この店は店長一択なのかもしれない…。声のでかい常連客と店長の楽し気な会話を聞かされながら微妙な鼠径部リンパを受けていた私は、店長or別の嬢指名でのリベンジを誓った。
 

　ただ次回は初回割引はきかない為、90分12,000円（本指名の場合は＋1,000円）なのよね。こうとなると、また日本人熟女エステに足が向いてしまいそうな気がしないでもないと思ったり思わなかったりする。
 
　こんなこと言うと怒られそうだが、洗体付き抜きあり店（相場：90分10,000円）より高いというのが…　いや、わかっている、わかっているよ。そこの常連さん、そんな大声を出さないでくれたまえ。精鋭スタッフがしっかり揉みほぐしたうえに鼠蹊部リンパもきっちりケアしてくださる今では貴重な健全店の一つであることは重々承知している。抜きありアジアンエステの粗雑な接客に疲れ果てたエステ愛好家の心のオアシスであることもわかっているつもりだ。
 
　ただ、せめて、せめてあと1,000円安ければ…　ああ、悩ましい…
 
　ということで、健全でも春が巡る格安王道アジアンエステを探す旅はまだしばらく続きそうである。

 
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