クリームトリートメント。
 
オイルでもパウダーでもなく、クリーム。「クリーム」という響きに下半身の細胞が俄かに反応するのは、昭和40年代生まれの性か。それはさておき、クリームでの施術はちと気になる。特にリンパが。
 
 
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今回もフリーで予約してみる。HPにセラピの写真が無い為、初回はフリーにせざるをえないのだが。

 
池袋　ボディケア プライム～Body Care Prime
 

丁寧で好感の持てる男性店員氏が対応。とても解りやすい説明で、池袋西口から南口ホテルメトロポリタン方面へ。

指定の場所から再度電話すると、程近いビルディングに案内される。インターホンを押すと妙齢の日本人セラピストが開錠。20代中頃と思われる嬢は、膝上丈のワンピースを着ている。
 
エアコン完備の完全個室。照明が落とされ、部屋の中は薄暗い。中央には表面が合皮素材のマット。その上にバスタオルが敷かれている。
マットの下には電気敷毛布。余計なインテリア類の無い、シンプルな部屋。
 
会計（90分12,000円）後、シャワーの準備。
 

脱いだ服を嬢がハンガーに掛けてくれる模様。
 
服を脱ぎ始めると、
 
「タイマー押させていただきます」
 
と、嬢は近くに置いてあったタイマーを押した。
 
業務に忠実なのね。
 
着替え時間もコース時間に含まれるのはよくあるシステム。そこに文句はない。が、（嬢のキャラにもよるが）着替える前に目の前でタイマーを押されるのはあまり良い気分はしない。（客がシャワーを浴びている間に、着替え時間を差し引いてタイマースタートすればスマートじゃない？）
 
シャワーを終えると、身体を拭いてくれる。「ここは寒いから」と云うことで、簡単に水滴を取った後に部屋に戻り、再び拭いてもらう。
 
何故だろう？　嬢に身体を拭いて貰うのって、わりかし嬉しいサービスの一つなのに･･･そうでもない。
 
 
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マットにうつ伏せに。
 
合皮のマットレスは、全面にバスタオルが敷かれているわけではないので、所々皮膚が直接触れる。それが冷たくてヒヤッとする。衛生面（合理性？）を考慮しての合皮素材なんだろうが、シーツでも敷くかバスタオルで全面を覆うべきじゃなかろうか。
 
今回は施術までの前置きが長いな（汗）

 
（ようやく）施術開始。
 
まずはタオル越しの指圧。
 
途中、嬢は私の頭部前方から膝をついて肩周りの施術。綺麗なふとももを拝見できるのは嬉しい･･･

が、なんとも中途半端な距離、なおかつ斜めに座って何かを警戒しているがアリアリとわかる。
 
たまにこういう嬢がいるけどさ、逆に悲しくなるから嫌なら無理にしないほうがいいと思う。
 
タイマーの件もそうだが、客側が受けとる結果はともあれ、店舗の業務（ルール）に忠実で根は真面目な嬢なのかもしれない。マットの上のタオルの枚数なんかも決まりなのかもね。

 
その後、背中のクリームトリートメント（マッサージ）へ。予想通り、ファーストタッチのクリームは冷たくてヒヤッとする。だが徐々に嬢の温かい手の平と相まって丁度いい塩梅になる。
 
ほほぉ～・・・これがクリームトリートメントか。
 
オイルに比べると当然滑りが悪いからであろう、小さなエリアにクリームを少しずつ塗っていく。細い筆で、大きなキャンパスに色を塗るような感じと云えようか。
 
背中から腰、ふともも、ふくらはぎと徐々に下に降りていく。ふともも辺りの施術はなかなか気持ちがいい。しかし、その後は平坦な施術が続き、少々マンネリ気味（ぶっちゃけ退屈）。マッサージがとりたてて下手だからと云うわけではないのだが・・・
 
いや、本当はもう、私は気付いているのだ。
 
この嬢とはあまり相性が良くない、と・・・
 
 
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口調は丁寧だし、ルックスが特別悪いわけでも、マッサージがド下手なわけでもない。だけど癒されない。こればっかりはしょうがない。
 
しかし私もいい歳をした大人、それも中年オヤジだ。相性が悪いからと言って、不貞腐れていてもしょうがない。少しでも距離を縮める努力をしよう。あんなに積もった東京の雪も溶けたではないか。嬢との見えない氷の壁も溶けるはずさ。
 
まずは会話だよね。
 
（中略）
 
10分後、断念。
 
無念。私の話術では無理っぽい。つーか、多少の努力で覆るなら相性は悪くないだろうし。静かに黙ってマッサージを受けよう。（今度から20分は頑張ってみようと思う）
 

蒸しタオル後、仰向けに。
 
今度は足裏から、ふとももへと徐々に上ってくる施術。
 
足裏のクリームトリートメントは気持ちがいい。リフレでもクリームを使用する店が多いし、足には相性が良いのかしらん。
 
嬢は私の脚の間に座り、ふともも、そしてふともも付け根へのリンパドレナージュ。なかなか気持ちがいい。
 
オーラスは、まるで工事現場を迂回する車のような鼠蹊部（ソケイブ）リンパ。太ももから始動し、股間部分を避け、臍周りへと嬢の手が滑る。嬢は背伸びをする猫のような姿勢でこれを繰り返す。
 
こ、これは悪くないっ！
気持ちいいっ！

 
ようやく盛り上がってきたものの、残念ながらタイムアップ。
 

シャワーを浴びて部屋に戻ると、嬢がお茶を用意してくれていた。紙コップを手にした時点でわかったが、お茶がキンキンに冷えている。温かいものが欲しかったが、それが無理ならせめて常温でお願いしたいものである。
 
着替えて退散。ありがとさん。
 
神は細部に宿る･･･そんな言葉を思い出しながら、私は池袋駅に向かって歩き始めた。
 
 
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偉そうで生意気な物言いであることは承知の上で言いますと･･･全体的に「おしい」という印象です。
 
せっかくの静かで快適な完全個室の施術環境なのに、ヒヤッとする合皮マットとか、真冬に冷たいお茶を出すとか･･･
 
クリーム施術はたしかに新感覚。シャワー後のべとつき感はオイルに比べて断然少ないです。オイルが苦手な人にはいいかもしれません。が、それ以外の利点はあまり感じられませんでした。ま、足裏はオイルよりクリームのほうが相性がいいとは思いましたが。
 

しかし施術終盤になって、このお店のポテンシャルを感じることはできました。もう少し相性の良いセラピストさんが担当だったら、違う印象を抱いたかもしれませんね。（これはどのお店にも言えることですが）
 
店員氏の対応と云い悪いお店ではないと思います。リトライ（再訪）して、クリームトリートメントの本当の醍醐味を味わってみたいところ。
完全個室
お得な2000円引きのキャンペーンを利用して、相性の合う嬢に出会えれば嬉しいかな。が、12：00～12：30スタートにしか適用されぬ、お客に厳しいキャンペーンなんだよなぁ。
 
うーむ･･･

 
～ボディケア プライム Body Care Prime （池袋）体験記《完》 ～
 

• 場所/店名：ボディケア プライム(池袋) ※閉店
• 時間/料金：90分 12,000円
• セラピ ★★★
• 施術 ★★★
• 快適度 ★★★
• 再訪度 ★★★