メンズエステ情報と口コミ体験談
032013/3月
懐かしい中央線。
以前別の場所でも書いたが、私は20代の大半を中央線沿線、杉並区の安アパートで過ごした。
『出たぜ。田舎者は本当に、ムヤミと世田谷に住みたがるよな。まったく、てめえらカッペは東京に出りゃ杉並か世田谷に住もうとする習性があるようだが、それは一体なぜだい?』 西村賢太著「苦役列車」
私は田舎者なのである。
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そして吉祥寺。
久しぶりに中央線「中野以西」に訪問する用事ができた。(新宿まではちょくちょくあったのだが)
普段訪れる機会の少ない場所に用事ができると、その地域のメンズエステやマッサージ店を探すのは、エステ中毒の性であることは多くの方が認めることであろう。
私もご多分に漏れず、用事を終えるとすかさず目当てのエステに予約を試みる。が、タイミングが悪かったようだ。店長が美人と噂の日本人エステ、系列店がお気に入りのリンパ店など、ことごとく予約に失敗。
そして私は途方に暮れる。心に決めたことだから・・・なんとしても中央線沿線(中野以西)の店に行きたい。(きっと大丈夫さ)
再度、自作のエステ猿データベースを眺めていると・・・
そうだ、未訪問の老舗があるじゃないか。
セレブ(Seleb)吉祥寺店
荻窪、吉祥寺、立川、さらには静岡にも系列店のある日本人エステの老舗。
とりあえず吉祥寺店に電話してみる。
「セレブコールセンターです」
すいません、吉祥寺店で予約したいんですが・・・○時頃空いてますか?
「はい、少々お待ちください・・・大丈夫です。コースはお決まりですか?」
HPに載っていた、3,000円割引のキャンペーンコースを・・・90分で。
「キャンペーンというのは、≪リジュビネーショントリートメントのHP割引≫のことでよろしかったでしょうか?」
はい、たしかそれです。
「次回からご予約の際は≪HP割引≫とおっしゃっていただけますでしょうか」
(え?!)
は、はい・・・気をつけます・・・
(一言多くね? わかれば問題ないと思うのだが・・・)
「RTコース90分、○時でご予約承りました。ご来店お待ちしてます」
あの・・・
「はい?」
駅から歩いて、だいたい何分ぐらいかかりますか?
「・・・さあ・・・ 私は歩いたことがないので・・・」
(仕事放棄?!)
HPには地図も、吉祥寺駅からの徒歩分数も記載してあった。が、実際に聞いた方が徒歩時間の誇張もなく間違いないだろうと、軽い気持ちで聞いてみたのだが・・・
非常に微妙で残念なコールセンター職員(女性)の対応に、同店への一抹の不安。
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吉祥寺駅南口からは、徒歩5分程度。井の頭通りを新宿方面に進む。
「いつやるの?いまでしょ」と云うテレビCMでお馴染みの予備校を過ぎると、目的のビルディング発見。昭和レトロな建物。中央線や京王線沿線にありがちなビルで、古いが風情があり私は嫌いではない。
エレベーターで階上へ。部屋につきインターホンを押す。
20代と思われる普通のワンピース姿の日本人セラピストが開錠。なんとなくナース姿と思っていたのだが、この格好も悪くない。
今時分は珍しいジュータン敷きの店内。その為か、スリッパは用意されず。
さほど広くない完全個室。室内の中央にはマット。電気敷き毛布(ホットカーペット)は不在だが、温風ヒーターがあり室内は暖かい。蒸しタオル用のタオルウォーマーも室内に常備。その上にパウダーとオイルのボトル。
選択した「リジュビネーショントリートメント」コースの内容はわかるかどうか嬢に丁寧に聞かれる。HP見たからなんとなくわかる、と答える。わからないと答えれば説明をしてくれるようだ。
会計を済ませ(17時までのHP割引で90分12,000円)シャワーへ。よくあるビニール製の貴重品入れは不在で、かわりに小さなカゴがある。
脱衣所には丁寧に畳まれたタオルが用意されていた。電気ストーブもあり気遣いを感じる。
シャワーを終え、うつ伏せに寝て嬢を待つ。少しして戻ってきた嬢は、ドアの下部にある隙間を使用済みのタオルで塞ぐ。ちょうど、「すきま風が入ってきて寒そうだな」と思っていたところだよ。グッジョブ!
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施術スタート。
指圧からと思いきや・・・パウダー、しかもフェザータッチ!
嬢の仄かに冷たい手がなんとも言えぬいい塩梅で、ぞくっとする。
そして・・・
いきなりソケイ部(太もも付け根)&お尻へのパウダーリンパマッサージ!
(こ、心の準備がまだ整っていないのに・・・)
初夜を迎える昭和のドラマヒロインみたく動揺している私。
これが噂のリジュビネーショントリートメントか!ドキドキが止まらない。大当たりの予感・・・
パウダーの魅力を存分に活かした、イカシタ手技を繰り出す嬢。嬢は私の足に座るかたちで、嬢の柔肌のぬくもりも感じられて嬉しい。そして気持ちいい。
蒸しタオル後、オイルへ。
オイルもパウダーに負けず劣らず、最初からフルスロットル!
全ての道はリンパへと続く・・・足や背中から始まろうが、ほとんどの施術がソケイ部やお尻に絡む、類希なリンパマッサージ。
ソケイ部から進入し、臍周りまで強引に突き進む、嬢の柔らかな腕。これを何度も繰り返され、私の身体はあまりの気持ち良さに、少し震え始めた。
ハアハア・・・
気持ちが良すぎる・・・
気持ちが良すぎて逆に疲れを感じ始めた頃、嬢に体勢を変えるように言われる。
横向きに。
横向き(コタツでテレビ見るポーズ的な)でのリンパマッサージ。いや、リジュビネーショントリートメントと正式名称で言おうか!
それにしても素晴らしいメンズエステに限って、次から次に客を飽きさせない魅惑のメニューを繰り出すのは何故だろう。ダメな店は何から何までダメだと言うのに・・・
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ようやく仰向けに。
もう、たった今、時短で終わったとしても何の文句も無い。十分に満足だ。
でも、嬢は容赦がない。
デコルテ、腕、お腹周り、ふともも、その付け根と、休むことなくオイルマッサージ、リジュビネーショントリートメントが続く。
ああ、もう疲れた。気持ちが良すぎて本当に疲れた。喉もカラカラだ。問診表で疲れている箇所に記入したけど、疲れなんかこれっぽっちも取れてない。
が、私の心は、束の間この出鱈目な世界の呪縛から解放された!
(いやマジですよ、旦那)
私の足の間に陣取った嬢は、太ももとその付け根、ソケイ部などのリンパを流しながら呟いた。
「そろそろお時間ですが・・・」
施術終了。(延長してこの施術をいつまでも受けていたいと云う思いも少なからずあったのだが・・・)
魅惑のリジュビネーショントリートメントを十二分に堪能。
ありがとう。心から。
シャワーを浴びてゆっくりオイルを流す。
部屋にもどりお茶をいただきながら嬢と談笑。
施術中は会話する余裕もなく悶絶していたせいもあり、クールな嬢かと思っていた。が、話してみると愛嬌もあって感じのいい嬢。(ルックスは失礼ながら特別好みではないが)
素晴らしい施術を披露してくれた嬢に感謝。
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勘違いする方も多いかもしれませんが、抜き(風俗行為)はありません。それでも、いやそれよりも気持ちの良いマッサージというものがこの世には存在するのですね。もちろんマッサージの好み、嬢との相性など個人差はありますが・・・
流石の老舗に脱帽です。
「精神安定に非常に有効」なコースと云う謳い文句に偽りはありませんでした。いろいろとサイト運営について悩むことが多い今日でしたが、少し肩の力が抜けた気もする。ちっぽけな青二才の癖に何を気張っているんだい?できることをやればいいのさ、なんて・・・
製菓業界では「美味しすぎると客が満足しちゃって売れない」と云う摩訶不思議な教訓があるらしい。満足したら更に買うんじゃないのか?と不思議に思っていたのですが・・・何となくですが、わかった気がします。
本当に満足したからか、当分は再訪しなくてもいいかな、と少し思ってるんですよ。
もちろん再訪するけど、デスペレートな状況に陥った時の精神安定剤と云うか、癒しの「切り札的存在」としてとっておきたい気もするし・・・深いな、お菓子とメンズエステって(笑)
* * * * *
店を出た私は、その足で老舗の焼き鳥屋「いせや」へ。一人で乾杯。RTトリートメントでとろとろに溶けさせられた身体と脳に、アルコールが心地良く染みていく。
二杯目のウーロンハイのグラスを空にした私は、とても満ち足りた思い。
例の残念なコールセンター女性の幸福を、心から願えるほどに。
~ セレブ(Seleb)吉祥寺店 体験レポート ≪完≫ ~
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