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「当店は風俗店ではありません」-エロ流行語大賞2013(週刊SPA!)に異議アリ!

 
 グラビアからエロ・スポーツ・アート・時事問題に至るまで、様々な分野を網羅する雑誌「週刊SPA!」(扶桑社)。私はこの週刊誌をこよなく愛している。だからこそ、敢えて苦言を呈したいのである。

 
こんなデマ情報を掲載していいのか?!
 

それもエステに関わることなのだから、泡沫とはいえ、いちエステ情報サイトの管理人としては黙っていられない。

 
2013/12/3(火)発売の通巻3388号。
http://nikkan-spa.jp/magazine/546900
 
「エロ流行語大賞2013」と題した記事内(紙面P24~P27)のP24~P25において、性風俗関連に特化した新語・流行語大賞の発表、ノミネート作品群の解説をしている。
 

当店は風俗店ではありません

 
エロ流行語大賞2013受賞は以下の言葉。
 
「当店は風俗店ではありません」

 
エロ流行語大賞2013
 

巷を賑わせている、有名ホテルやレストランでの偽装問題と絡めるかたちでの受賞だろうか(ちなみに「2回目ルール」や「過剰手コキ嬢」などもノミネートされているが、2013年前からあったことで、目新しさは無い)。
 
基本的に「広く浅く」がモットー(?)と思われる同誌。時事問題をミックスし「風俗界まで!」と、風俗関係に疎い読者を記事に引きずり込もうとする魂胆が見えなくもないが、それはココでは問題にしない。
 
問題は、この流行語大賞に関するコメント・解説である!
 
~~~~~~~~~~
 
<P24>
 
表向きは「健全エステ」、実際は「ヌキありエステ」が掲げる“偽装”の常套文句。当局の摘発逃れのためか、堂々と看板に明記する店も。「この文言がある店は ほぼ ヌキがある」とヒクソン氏
 
<P25>
 
毎年年収の大半を射精産業に費やしている“カリスマ風俗客”のヒクソン高田氏は、今年ハマったというエステ遊びを振り返った。
 
「規制が厳しいからこそ楽しめる部分もあるんですよ。ヌキがないと思って入ったお店で、実はヌキサービスがあったら、本番ができるよりも興奮しますよね。最近では『2回目ルール』として認知されてしまったり、そういうお店の看板には 必ず 『当店は風俗店ではありません』と書いてあるので、サプライズが薄れてきたのが若干寂しいところです」
 
~~~~~~~~~~
 
「ほぼ」なのか「必ず」なのかハッキリしてほしいところであるが、それは横に置いて。
 

これって単純に、
 
この方が通ったエリアや業種のアジアンエステの話でしょ?
ヌキを求めて、それっぽいお店だけを選んで訪問した経験からの話じゃない?

 
カギカッコつきで「とある繁華街の」とか「某駅の○○口周辺の」と付くならば、まだ分かるのだけど。
たしかにヒクソン高田氏の言うようなお店が多いエリアもある。
 
しかしね、『当店は風俗店ではありません』と看板に書いてあるエステは「ほぼヌキサービスがある」なんて言うのは暴言じゃないかしら。
 
看板に『当店は風俗店ではありません』と書いてあっても、ヌキの無いエステなんていくらでもあるでしょ。
 
繁華街にある店舗で、酔客に風俗店と間違われたくないから、あえてそう書いているエステだってあるだろうに。ミニのナース服やチャイナ服を着た若いエステ嬢がマッサージをするけれど、目の保養だけでヌキは無いお店なんて沢山あるんだから。今までは、そこまでアジアンエステの看板を注視してこなかったけれど、『当店は風俗店ではありません』と書いてあるヌキなし店が無いはずはないと思う。

 
100歩譲って、~(特定の繁華街などでは)看板に『当店は風俗店ではありません』と書いてある(アジアン)エステではヌキがある(可能性が高い)~と、ひょっとしたら編集者にカットされたかもしれない( )部分を想像し丁寧にフォローして読めば、まだ分からなくもないが・・・
 
また先に述べたように私自身、毎回エステの看板を凝視してきたわけではないから、強く否定も出来ない面もある。
 
しかしながら、以下のコメントを読んでひっくり返ってしまった。
もう救いようが無い。

 
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<P25>
 
看板や店内、HPなどに「当店は風俗店ではありません」とわざわざ明記する店は「ほぼヌキあり」とヒクソン氏
 
アジアンエステの看板
 
~~~~~~~~~~
 
これはギャグだろうか?
たしかに怒りを通り越して笑えるのだけれど。

 
HPや店内に『当店は風俗店ではありません』と書いてあるヌキなし健全エステなんて腐るほどあるでしょ!
 
日本人セラピストのメンズエステ店のHPにも、高頻度で同じような文言が並んでいるけどヌキのある店を探す方が難しいよ。ていうかメンズエステ業界から訴えられるぞ(笑)
 
ここまで来たら、「デマ」と読んでもいいのではないか。

 
紙面が限られているから致し方ない面もあるが、こういう記事のコメント類は前後をぶった切って、結果的に発言者の意図を変えてしまうことも多いと聞く。ひょっとしたらヒクソン高田氏は、もう少し丁寧な解説をしていたのかもしれない。有名雑誌にコメントを求められるほどの“カリスマ”風俗客が、こんな乱暴な発言をするとは思えないが・・・ (アジアンエステ=風俗と思い込んでいる方もいるから何とも言えないけど)
 
氏は恐らくプロのライターじゃないし発言の責任なんて無いだろうから、やはり編集者に問題があるのでしょう。氏のコメント云々よりも、こんな杜撰な情報を天下の「週刊SPA!」が掲載してしまうことが、とても悲しい・・・

 
* * *
 

 若い頃は人並みに憧れの職業もあったりしたが、歳を重ね現実を嫌というほど知った今、そのような夢を見ることはもう無い。そんな私ではあるけれど、今でも密かに少しだけ憧れている職業がある。
 
その一つが雑誌「週刊SPA!」の編集部員だ。こんな素敵な雑誌を作る仕事は、きっと想像以上に大変だろうけど、すごく楽しそうだなぁ・・・ そう思っていた。
 
ゆえに落胆も大きい。ガッカリだ。
どうした「SPA!」!
東スポ路線でも目指しているのか?!
 

それよりも、マジで全国のヌキなしエステ店から、この記事に対するクレームが殺到してはいないのだろうか・・・
 


 
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