そんな春には気怠さを求めて

管理人ブログ

082014/4月

そんな春には気怠さを求めて

　
　春です。草花は色をつけ、街ゆく女性のファッションも軽やかになってきました。

春と花

　何か新しいことが始まる予感。私のようなくすんだ人生を送る男にも、春はそんな錯覚を起こさせる季節です。狭いベランダに置いた鉢植えの蕾は膨らみ、小さな花を咲かせ、生命の息吹を感じさせてくれます。新しい職場、新たな出会い。そんなスタートに胸をときめかせている方も多いことでしょう。

　しかし、春がもたらす高揚感、その、変化や成長を強要するかのような躍動の季節が、時に鬱陶しく感じられることもあります。寒暖の差が激しく体調が整わないことも手伝ってか、野に咲く可憐な花を見ても素直に美しさを感じることができない、そんな気分になることも。

　私やあなたの状況を顧みず、毎年春はやってきます。季節は春でも、その人生の中では厳しい寒さにに肩をすぼめているかもしれない、長梅雨で傘が手放せないのかもしれないのに…

　春眠暁を覚えず。これほどぐっすり眠れる季節はほかにないはずの春。けれど、なかなか寝つけない、長い夜を過ごさなければならないことが、私にもあります。

　そんな時、マッサージを受けたいと、私は強く欲するのです。

メンズエステ

　こんな時は、けちけちせずに最低でも2時間ぐらいみっちりと、しっかりした技術のオイル（アロマ）マッサージを受けたいものです。清潔かつリラックスできる空間で、すこぶる上手なマッサージ、トリートメントを長時間受けたあとに感じるのは、気怠さ。着替えて帰るのも面倒臭くなる、気怠さ。

　プロフェッショナルの本格的なマッサージを受けると、元気になる、というよりも気怠くなるものです（個人差はあると思いますが）。きっと、血行が良くなり本当にリンパが流れているのでしょう。

　だるくてかったるくてしょうがない。施術後の、あの”心地良き”気怠さを求めて、浅い眠りが続く時、私はマッサージの上手なセラピストに会いに行きます。

　施術後は水分をたっぷりと補給して、というのがセオリーなのですが、健康には良くないことと知っていながらも私はアルコールを摂取してしまいますね。体中に染み入るように、気持ちよく酔えるのですよ（良い子は真似しないでね）。そして、その夜はぐっすりと眠ることができるのです。

　こういう時に安心して身を委ねることのできる、抜群の技術と相性の良さを擁したセラピストに、たった一人でもいいから出会うことができたのなら・・・なにも、私やあなたの状況が劇的に改善されるわけでも、人生の全てを肯定できるほどポジティブでアクチュアルな言動に繋がるわけでもないけれど・・・春の野花を愛でる、純粋な気持ちぐらいは保てるような気がしています。