メンズエステ情報と口コミ体験談
202014/6月
某アジアンエステにて。
初めて担当になった若い嬢の施術を終え、個室で嬢と別れた俺はお店を出るために玄関へ向かう。すると、どこからともなく現れた女性店長が俺の左腕に自らの腕をからませ、こう尋ねる。
「どうでした?」
俺は、少し間を置いてから答えた。
「可愛い・・・よね」
たしかに可愛らしかった。お顔は普通ながら、スタイルは抜群。どちらかと言えば超美人よりも、お顔は余り整い過ぎていないがスタイルやお肌が美しいタイプのアジアンエステ嬢の方が、俺は好きなのだ。
このお店のような健全エステではなく、クラブなりスナックといった飲み屋で横にはべらせ、太ももでも撫でたりしながら酒を飲みたくなるような、ちと艶っぽい嬢。しかし、そのルックスとは裏腹に、施術は淡白で味気ない。今後指名すべきか迷っている、いや正直なところ高確率で指名しないだろうと考えていた俺は、「よかったよ」「また来るよ」とは答えず、敢えてそのルックスだけを褒め称えたのだ。「可愛い(だけだ)よね」というのが本音である。
俺の発言の機微を知ってか知らずか(恐らく前者だ)、女性店長はこう言う。
「育ててあげてください」
この女性店長の発言に、俺の心は揺れる。
俺もガキではない。「育てる」という単語に妄想や下半身が膨らみそうにならないでもないが、自分好みの嬢に育てる、なんて夢物語を信じられるほど若くはない。というより、断言できるが俺にそんな器量はない。しかし、「あなた(俺)、また来ますか?」と、不慣れな日本語で何度か俺に聞いてきた嬢の言葉が蘇り、さらに心は揺れる。激しく。
きっと、俺にとっては可愛いけど・・・マッサージは下手で、男心をくすぐる施術もできず、料金もさほど安くないから・・・あんまり指名する客はいないんだろう。俺は嫌いではないが、多くのエステマニアに不評なベッドタイプの半個室で、気楽に会話(口説く)できる環境でもなく、この近隣には安くて際どい施術のお店が沢山あるし・・・
・・・しかし、悩んだ末、俺は今回の嬢を今後指名しようと思っている。
女性店長の甘い囁きに、してやられた。とか言いながら、女性店長の一言がなければ恐らく消えていた縁が、吉と出るか凶と出るか、楽しみにしている自分もいたりして。やれやれ・・・
ボタニカル・ライフ―植物生活 (新潮文庫)
いとう せいこう 新潮社 2004-02-28
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